年末に、「閑々居」で新酒の試飲会を企画していろいろな方に集まってもらいました。照明デザイナーの岡安泉さんや、画家の中上清先生、同じく画家の藤井雷さんなど、不思議な組み合わせでしたが、楽しいひと時を過ごせました。
その話の中で、横浜美術館のコレクション展に中上清さんの作品が展示されるというので、拝見しに行ってきました。
「光をめぐる表現」と題された展示は、ガラスの作品から抽象絵画、シュルレアリズム、そして日本画の中での光の表現と続き、なかなか考えさせられるものです。
この展示の中で、ひときわ気になったのが中上先生の作品でした。お会いしたからではなく、純粋にそう思いました。切り取られた一瞬の光なのですが、何か動きがあり、神々しささえ感じます。また、見ているこちら側に浮遊感を感じる魅力的な絵画でした。
建築の世界でも光は大切な要素です。特に刻々と変化する自然の光に興味があります。常に変化する光を捉えてそこにあるものとすることができたら、そして、いつみても新鮮さを失わないものを作れたらと考えています。
横浜美術館 コレクション展
2012年11月3日~2013年3月24日
「光をめぐる表現」
2013年1月15日(火曜)~1月25日(金曜)は企画展展示替えのため休室
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